うるい 蕨 うど ゆり根 若布 白魚 梅びしお
春を詰め込んだ初春の先付けです。
上に乗っている小さな薄橙色のものは、「梅天神」。
梅干の種を割った中に入っているあれです。
とても貴重な食材です。
梅肉で色をつけました。
「梅天神」、天神様とも料理界では呼んでいますが、
その名から思うのは飛梅伝説でしょうか。
「東風吹かばにほいおこせよ梅の花
あるじなしとて春なわすれそ」
左遷された道真公のあとを追って一夜のうちに飛んだと言われる梅の木。
大宰府天満宮の本殿の横で他の6000本の梅より先に春一番に花をつけるとか、
なんだかロマンティックです・・・一品の料理からこんな事を考えるのはとっても楽しいですね。
この献立は当宿でも二月にお出ししています。
是非歴史のロマンに思いを馳せ、お料理をお楽しみいただけたらと。
二月の平日、まだ若干の空室がございます。
是非お出かけくださいませ。
スタッフ一同心より皆様のお越しをお待ち申し上げます。